今日は、私が若い頃に憧れた「八ヶ岳移住」についてお話します。
18歳の時に八ヶ岳で経験したリゾートバイトをきっかけに、関西人の私はその美しい自然や魅力に惹かれ、いつかは暮らしてみたいと思っていました。
特に清里や原村の雰囲気が好きで、それは子育てを終えたつい最近までいつかは森の中の愛犬と穏やかに暮らす生活に憧れていました。
なんな中、いつものように、60代で八ヶ岳に移住された憧れのYouTuberさんの動画を見ている中で、愛犬との散歩時に「熊よけの鈴」を持って出かけている様子を知り、真摯に自然の厳しさを痛感しました。
そこで今回は、八ヶ岳の魅力とともに、熊出没リスクについても検討しながら「本当に理想の移住先なのか?」を考えてみたいと思います。
18歳で経験した八ヶ岳リゾートバイトの思い出

八ヶ岳との出会いはリゾートバイト
18歳という若さで、私は旅行気分で大阪から八ヶ岳へリゾートバイトに飛び込みました。
都会で生まれ育った私にとって、八ヶ岳の雄大な自然と高原の爽やかな風は、まるで別世界でした。
八ヶ岳の澄み切った空気、どこまでも広がる緑、そして人々の温かさに触れ、私は瞬く間にこの地に魅了されました。
都会の喧騒とは無縁の、ゆったりとした時間の流れ。
心身ともにリフレッシュできるこの場所で、私は「いつかここに住みたい」という密かな夢を抱き始めました。
憧れの八ヶ岳への移住を意識し始める
いつかは八ヶ岳移住に憧れながらも、その後は地元で結婚と子育て。
30歳の頃に家族の都合で神奈川へ引っ越し。
5年前に子育てを終えてからは主人の通勤を考えて現在の千葉県へ引っ越してきました。
千葉県に来てから愛犬の虎鉄ちゃんと出逢い、その虎鉄ちゃんも5歳になりました。
18歳に八ヶ岳を訪れてから30年近くが経ちましたが、八ヶ岳への移住という夢は、今も私の心の中で温かく燃え続けています。
愛犬と一緒に、八ヶ岳の自然の中で暮らす。
澄み切った空気の中で深呼吸をし、愛犬と広大な草原を駆け回る。
夜には満天の星空を眺め、静寂の中で眠る。
そんな生活を想像するだけで、心が躍ります。
八ヶ岳の魅力とは?清里と原村の特徴

八ヶ岳の雄大な自然に囲まれた清里と原村は、移住先として特に人気の高いエリアです。
清里の魅力:都会からのアクセスも良好な高原リゾート
清里は、八ヶ岳山麓に位置し、標高1,200m~1,500mの高原に広がるエリアです。
夏は涼しく、冬は晴天率が高く、四季を通じて美しい自然を楽しめます。
清里の魅力は、何と言ってもその美しい景観です。
雄大な八ヶ岳連峰を望むことができ、四季折々の花が咲き誇る清里高原や、清泉寮などの観光スポットもあります。
また、清里は都会からのアクセスも良く、中央自動車道やJR小海線を利用すれば、東京や名古屋から日帰りも可能です。
移住後も都会との行き来がしやすいのは大きなメリットです。
清里には、飲食店や宿泊施設、病院、学校など、生活に必要な施設が揃っています。
移住者向けの住宅や別荘も豊富で、自分のライフスタイルに合った住まいを見つけることができます。
原村の魅力:落ち着いた雰囲気と移住者に人気の理由
原村は、八ヶ岳山麓の西側に位置し、標高900m~1,300mの高原に広がる村です。
豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色を楽しめますが、原村の魅力は、何と言ってもその住みやすさです。
子育て支援が充実しており、保育園無料、小中学校の給食費無料、医療費無料(18歳まで)などの制度があります。
また、シニア向けの医療費無料制度もあり、安心して暮らすことができます。
原村は、西向きの地形のため、冬は日当たりが良く、西陽が暖かく感じられます。
また、八ヶ岳おろしと呼ばれる強い風が吹くことも少なく、比較的穏やかな気候です。
原村には、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、病院、郵便局など、生活に必要な施設が揃っており、移住者向けの住宅や土地も豊富で、自分の理想の暮らしを実現できます。
※ 注意: 子育て支援や医療費無料制度の内容は、変更される場合があります。
移住を検討する際は、必ず最新の情報を村役場に確認してください。
森の中の暮らしに憧れる理由
都会の喧騒を離れ、緑豊かな森の中で小鳥のさえずり、木々の香り、そして静寂に包まれた空間。
そんな森の暮らしに憧れる人は少なくありません。
そもそもなぜ人は森の暮らしに惹かれるのでしょうか?
1.癒しとリラックス効果
森には、人を癒す力が秘められています。
- フィトンチッド: 木々が発するフィトンチッドという成分には、リラックス効果や免疫力を高める効果があります。
- マイナスイオン: 森の中にはマイナスイオンが豊富に存在し、心身をリフレッシュさせてくれます。
- 視覚的な癒し: 緑豊かな景色は、目の疲れを癒し、心を穏やかにしてくれます。
- 聴覚的な癒し: 小鳥のさえずりや川のせせらぎは、心を安らげ、ストレスを軽減してくれます。
2.創造性を刺激する空間
森は、創造性を刺激する空間でもあります。
- 五感の刺激: 森の中では、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感が刺激され、豊かな発想が生まれます。
- 自由な発想: 都会の喧騒から離れ、自然の中で過ごすことで、自由な発想が生まれやすくなります。
- インスピレーション: 森の風景や音は、芸術家や作家にインスピレーションを与え、創造的な活動を促します。
3.持続可能な生き方
森の暮らしは、持続可能な生き方にもつながります。
- 自然との共存: 森の恵みを活用し、自然と共存する暮らしを送ることができます。
- 自給自足: 食材や燃料を自分たちで調達することで、環境負荷を軽減できます。
- 循環型社会: 森の生態系の中で生きることで、循環型社会の重要性を学ぶことができます。
4.心豊かな暮らし
森の暮らしは、物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさをもたらします。
- 心の余裕: 都会のストレスから解放され、心に余裕が生まれます。
- 感謝の気持ち: 自然の恵みに感謝し、日々の生活を大切にすることができます。
- つながり: 地域の人々とのつながりを深め、助け合いながら生活することができます。
森の暮らしは、癒し、創造性、持続可能性、そして心の豊かさをもたらします。
都会での生活に疲れを感るたびに、森の力に触れて新たな発見を見出したいと考えております。
60代で愛犬と八ヶ岳に移住したYouTuberのログハウスライフに憧れる

都会の喧騒を離れ、愛犬と一緒に森の中で暮らす。それは、心身ともに癒される、豊かな生活スタイルの憧れ。
愛犬と自然の中でのスローライフの魅力
1.森がもたらす癒し
木漏れ日の下を愛犬と散歩すれば、フィトンチッドという成分が心身をリフレッシュさせてくれます。小鳥のさえずりや川のせせらぎは、心を穏やかにし、ストレスを軽減してくれるでしょう。
2.愛犬との絆を深める
森の中では、愛犬との距離がより一層縮まります。一緒に駆け回ったり、木陰で休憩したり、川で水遊びをしたり。愛犬との触れ合いを通して、深い絆を育むことができます。
3.五感を満たす暮らし
森の暮らしは、五感を満たしてくれます。新鮮な空気、木々の香り、土の感触、鳥の鳴き声、そして美味しい山の幸。自然の中で過ごすことで、五感が研ぎ澄まされ、心豊かな生活を送ることができます。
4.健康的な生活
森の中での生活は、心身ともに健康にしてくれます。澄んだ空気を吸い込み、適度な運動をすることで、免疫力が高まります。また、ストレスの少ない生活は、心身のバランスを整え、病気のリスクを軽減してくれるでしょう。
4.持続可能な暮らし
森の恵みを活用し、自然と共存する暮らしは、持続可能な社会の実現にもつながります。薪を燃料にしたり、自家菜園で野菜を育てたり、自然の素材でDIYを楽しんだり。森の暮らしは、地球にも優しいライフスタイルです。
愛犬と森の中で暮らすスローライフは、癒し、絆、五感、健康、そして持続可能性をもたらします。
都会の喧騒を離れ、愛犬と一緒に自然の中で暮らすことは、きっと私の人生をより豊かにしてくれるでしょう。
実際の暮らしをYouTubeで見て感じたこと
森の暮らしには、準備や知識が必要だということは重々承知しています。
それでも、毎日のように八ヶ岳の麓で愛犬とスローライフを送るYouTuberさんの動画を見てしまうと、八ヶ岳移住への憧れの念が止まらない。
60歳で愛犬と共に八ヶ岳に移住されたYouTuberさんの暮らしは、まさに私が理想とするライフスタイルそのものでした。
森の中のログハウスを拠点に、パワーストーンのアクセサリーを制作・販売しながら、愛犬と自然の中でゆったりと過ごす日々。
動画に映し出される風景は、息をのむほど美しく、そこに暮らす人々の表情は、穏やかで幸せに満ち溢れていました。
動画を見終わった私は、いてもたってもいられなくなり、過去の投稿を片っ端から見返しました。
そこには、移住の準備から日々の暮らし、そして愛犬との触れ合いまで、様々な情報が詰まっていたのです。
特に心を奪われたのは、YouTuberさんがパワーストーンのアクセサリーを制作しているシーンでした。
私は子育て中に横浜と鎌倉にあるパワーストーンのお店で店長をしていたことがあり、パワーストーンの知識には自信がありました。
森の中で採れた木の実や草花をアクセサリーに取り入れるYouTuberさんのセンスは、私がこれまで培ってきた知識や経験と共鳴するものがあったのです。
「私もいつか、八ヶ岳に移住して、愛犬と一緒に自然の中で暮らしたい。」
そんな思いが、日増しに強くなっていきましたがもちろん、移住には様々なハードルがあります。
住居探し、仕事、生活環境など、クリアすべき課題は山積みです。
それでも、YouTuberさんの暮らしを見ていると、夢を諦めることができないです。
だって、こんなにも理想的な暮らしが、すぐそこにあるのだから。
もちろん、YouTuberさんの暮らしは、決して簡単なものではないと思います。
苦労や困難もたくさんあるはずで、それでも、自然の中で愛犬と暮らすという、かけがえのない価値があるからこそ、彼女は充実した日々を送っているのでしょう。
私自身、パワーストーン店長としての経験や知識を活かせば、八ヶ岳でも何かできるかもしれない。
例えば、森の素材を使ったアクセサリー教室を開いたり、愛犬と一緒に参加できるワークショップを開催したり。
想像するだけで、ワクワクが止まらない。
と、思っていました。この時までは・・・
八ヶ岳移住の現実:熊出没問題

YouTuberが熊よけの鈴を持って散歩していた動画を見て怖くなる
長年憧れていた八ヶ岳での暮らし。豊かな自然の中で、愛犬とのんびりとしたスローライフを送る。
そんな夢を追いかける日々は、私にとって何よりも幸せな時間でした。
そんなある日、いつものようにYouTubeで八ヶ岳に移住された方の動画を見ていた時のこと、愛犬との散歩中、熊よけの鈴を携帯しているシーンが目に留まりました。
「そうだった!八ヶ岳には熊が出るんだ!」
長年抱き続けてきた憧憬の陰で、すっかり忘れていた事実。
愛犬の虎鉄ちゃんと暮らすまで、熊のことなんて想像すらしていなかったのです。
よくよく考えれば、当然のことなのに・・
熊とのリスクを考えたときの不安
この30年近く、森の暮らしへの憧れが強すぎて、熊の存在を頭の中からすっぽりと抜け落ちていました。
特に近年、熊の出没ニュースを頻繁に目にするようになり、ようやく熊の存在を意識し始めたばかりの頃でした。
八ヶ岳は豊かな自然に恵まれている反面、熊の生息地でもある。それは紛れもない事実です。
動画に映る熊よけの鈴を見て、改めてその現実と向き合わされたのです。
愛犬との穏やかな生活をもう一度考え 八ヶ岳移住を再検討
長年憧れていた八ヶ岳での暮らし。豊かな自然の中で、愛犬とのんびりとしたスローライフを送る。
そんな夢を追いかける日々は、私にとって何よりも幸せな時間だと思っていました。
長年抱き続けてきた憧れの陰で、すっかり忘れていた事実に愛犬を飼うまで、熊のことなんて想像すらしていなかったのです。
もちろん、八ヶ岳で暮らすには熊への対策は必要不可欠です。
鈴を携帯するだけでなく、熊の出没情報を確認したり、単独行動を避けたり、夜間の外出を控えたりするなど、様々な注意が必要になります。
愛犬との散歩も、これまでのように自由にというわけにはいかないでしょう。
熊に遭遇しないよう、時間帯や場所を選ぶ必要があります。
まとめ:理想と現実を考えた移住計画

画像元:著者
私にとって、愛犬との安全な暮らしは、何よりも大切にしたいこと。
熊の存在を考慮すると、八ヶ岳での移住生活は、私の理想とはかけ離れたものになるかもしれない。
そう考えた時、30年越しの夢を諦める決心をしました。
もちろん、八ヶ岳の自然は魅力的だし、関東にいる限り、度々訪れてみたい気持ちはあります。
でも、愛犬との安全な暮らしを第一に考えた結果、移住という形での関わり方は、今は難しいと判断しました。
自然豊かな場所での暮らし、リスクも知っておく大切さ!
豊かな自然の中で暮らすことは、多くの人の憧れです。
私もその一人で、自然に囲まれた生活に大きな魅力を感じています。
しかし、自然豊かな場所での暮らしには、素晴らしい魅力の裏側で、リスクも存在することを忘れてはなりません。
例えば、私が移住を検討していた八ヶ岳。
雄大な自然、澄んだ空気、美味しい水、そして愛らしい動物たち。
しかし、熊の出没というリスクがあることを、今回の件で改めて認識しました。
熊は、人里に下りてくることもあり、遭遇してしまう可能性もゼロではありません。
もし遭遇してしまった場合、適切な知識と対策を持っていなければ、危険な状況に陥ってしまうこともあります。
これは、八ヶ岳に限らず、自然豊かな場所であればどこでも起こりうることです。
自然の中で暮らすということは、自然の恵みを受けると同時に、自然の脅威とも向き合っていく必要があるということを、今回のYouTube動画で学びました。
愛犬と安心して暮らせる移住先の選択
自然豊かな場所での暮らしを検討する際は、その土地の自然環境についてしっかりと調べ、リスクについても十分に理解しておくことが大切だと実感しました。
具体的には、以下のような情報を収集することが重要です。
- どのような野生動物が生息しているか
- どのような自然災害が起こりやすいか
- 地域の気候や地形はどうか
- 避難場所や避難経路はどこか
これらの情報を収集し、自分自身で判断するだけでなく、地域の人々や専門家にも相談することで、より安全な暮らしを送ることができるでしょう。
また、自然に対する畏敬の念を持つことも大切です。
自然は、私たちに多くの恵みを与えてくれますが、同時に、時には牙をむくこともあります。
自然の中で暮らすということは、自然と共存していくことを意味します。
自然に対する感謝の気持ちと、自然への畏敬の念を忘れずに、自然と適切な距離を保つことが、安全な暮らしを送る上で重要だと感じます。
今回の経験を通して、自然豊かな場所での暮らしには、リスクも伴うことを学びました。
しかし、自然の素晴らしさは、決してリスクだけで語れるものではありません。
自然の中で暮らすことは、心身ともに健康になり、豊かな感性を育むことができる素晴らしい経験です。
自然のリスクを理解し、適切な対策を講じることで、より安全で豊かな自然生活を送ることができると信じています。
まとめ
八ヶ岳移住は諦めたけれど、理想の暮らしは諦めない。
今回の熊出没の一件で、長年憧れていた八ヶ岳への移住を諦めました。
愛犬と穏やかに安心して暮らせる理想の移住ライフとは、熊の存在を考えると、どうしてもかけ離れてしまうからです。
愛犬との安全な暮らしを第一に考えた結果、移住という形での関わり方は、今は難しいと判断しました。
30年越しの夢を諦めるのは、決して簡単なことではありませんでした。
でも、今回の経験を通して、自然豊かな場所での暮らしには、素晴らしい魅力の裏側で、リスクも存在することを学びました。
そして、愛犬との安全な暮らしは、私にとって何よりも大切にしたいこと。
だから、八ヶ岳移住という形にはこだわらないことにしました。
でも、理想の暮らしを諦めたわけではありません。
これからは、八ヶ岳以外の場所も視野に入れ、様々な候補地についてそれぞれの土地の自然環境、気候、生活インフラ、そして野生動物の生息状況など、様々な情報を集め、愛犬と一緒に安心して暮らせる場所を見つけたいと思っています。
愛犬との理想の暮らしを求めて、日本中を旅するのも、一つの選択肢かもしれません。
今回の八ヶ岳移住断念は、私にとって大きな転換期となりました。でも、決して後ろ向きなものではありません。
むしろ、新たな可能性に目を向けるきっかけになったと思っています。
愛犬との理想の暮らしを求めて、これからも様々なことに挑戦していきたい。
そして、いつか必ず、愛犬と一緒に「ここだ!」と思える場所を見つけたいと思っています。
その日が来るまで、情報収集や準備を怠らず、アンテナを張り続けていきたいです。
そして、このブログでは、移住先の候補地に関する情報や、愛犬との暮らしに関する情報を発信していきたいと思いますので、同じように、愛犬との理想の暮らしを求めている方にとって、少しでも参考になる情報を提供できれば幸いです。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
日本全国を旅した元バスガイドの愛玩動物飼養管理士
陽だまり
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